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2019.10.24 » 4週間 前

呪いの約定


どうも、更新が空いてしまいました、神代です。ホラー映画でもお化け屋敷でもそうなのですが、大きな音というのはそれだけで驚きますよね。昔読んだ漫画で、大きな音と一緒に出されたら子犬の画像でもビビるわ!というセリフがありましたが、真理です。

海外のスプラッター映画で大きな音を出されてもこういう見せ方もあるよなあと思うのですが、邦画のしっとりとしたホラーで急遽大音量が流れると『いやそういうのじゃなかったじゃん!』と苦言を呈したくなりますよね。和ホラーは雰囲気で驚かせてくれるという先入観があるからでしょうか。

さて、今回は妖怪についてではなく『呪い』に関する事を書こうと思います。

この話を始めるにあたって、呪いとは何かという所から説明しようと思います。そもそも、呪いの定義は『物理的でないエネルギーにより人に不幸、悪影響を与えること』分かりやすい物でいうと、対象の名前を書いた藁人形に五寸釘を打ち、対象に不幸をもたらす丑の刻参りなどが有名ですね。

そういえば、誰も疑問に思っていませんが、何であれは『藁』人形なんでしょうね。当時は藁が気軽に手に入った、という理由でその素材が選ばれているのなら、現代では色々なもので代用が効きそうな気がします。

例えば手に入りやすい所でティッシュとか、普通のティッシュだと薄くて人型を保っていられないので、ある程度分厚く高級な……鼻セレブくらいは必要かもしれません。鼻セレブ製の藁(?)人形、対象は鼻炎とかになるんですかね。

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昔『世にも奇妙な物語』で呪いをテーマにした回がありました。登場する女性は呪いで人を殺すのですが、呪殺は法律で規定しておらず裁くことができないのだ、という内容だった記憶があります。確かに、現在の法制度で呪いを定義した条文は存在しません。

ですが、実は2017年に呪いのせいで逮捕された人がいるのです。逮捕されたのはとあるゲームセンターの常連客の男、被害者はゲームセンターを経営していた女性。店舗の駐車場で、釘が刺され胴体に被害者の名前が書かれた藁人形が発見され、常連客の男の犯行だと判明しました。警察は男が藁人形を置くことで女性に危害を加える可能性を示して脅したと解釈し、男を脅迫罪で逮捕したというものです。

呪いの影響で怪我をした、周りの人に不幸が降り掛かった、そのような事は一切起きていないのですが、被害者に与えた不安や恐れなどを考えると逮捕も仕方ないと思います。一般的に丑の刻参りは他人に見られたら効果がないと言われていますが、この事件における呪いは、見られることを前提とした呪いとなっているのですね。特徴的です。

以上はあくまで一例ですが、このように物理的要素を伴わず他人に悪感情や焦りを与える行動(言葉、書き込み、態度)は凡そ全て呪いと定義して何ら問題ないと思います。

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厳密に言えば、良心から出た言葉でも人に悪影響を及ぼすケースがあるのですが、そこまで気にしていたら何も話せなくなってしまいます。他人を呪ったことがない人間なんてこの世に一人だっていないのですから、露骨に悪意を持った言葉だけは理性で抑えて、自らも他人の言動に目くじらを立てずに穏やかに過ごせたら幸せですね。

あ、そういえばあと10週間程で2020年だそうですね。皆さん、2019年でやり残したことはないでしょうか?ではでは!

(画像:歌川国芳)

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