うやむやの語源は妖怪伝承!?手長足長。
今回は秋田県、山形県、福島県、長野県に伝わる
巨人、手長足長について語ります。
タイトルにもつけている有耶無耶(うやむや)
実は手長足長の伝承が語源になっているのでは
ないかとされています。
その昔秋田の鳥海山では
山から山に届くほどの手足をもった
巨人が、旅人をさらって食べたり、船を襲ったりと
悪行を繰り返すもので、土地の神様(大物忌神)が
見かねて一匹のお知らせ鴉(八咫烏)をつかわし
手長足長がいるときは「有や」
いないときは「無や」と泣かせたことに由来するのだそう。
鳥海山のふもとの三崎港はその伝承にちなんで
「有耶無耶の関」というんですって。
「有耶無耶」なんて日常でよくききますが
妖怪話が絡んでたとは驚きですね。
うやむや・・・ときくと
物事が確実でなく、はっきりしないさま。あやふやとか
曖昧とか、そういう意味なんですが
皆さんは白黒はっきり派ですか?
それとも有耶無耶も時には定石派?
ちなみに私は後者です。
時にはグレーのままにしておいたほうが
よい場合もあると思えるからです。
また、子育てのシーンでもうやむやにすることは多々あります。
子供の行動とか心理は本当に予測不能でして、
大人の尺度で「間違ってる」と思うことを経験則から言い聞かせようとしても
判断できない&伝えられない事が多いのです。
ですので、大体は
「大きくなったらね」
と付け加えて本人が意味を理解するのを待ちます。
白黒つけすぎようとすると、子供も親も疲れてしまいますからね。
今はうまく伝えられないと思ったら、一旦うやむやに!
戦略的撤退というやつですよ(違
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