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妖々コラム:第1話「お前の名は鬼太郎だ!」

皆様にも馴染みがあるかと思います。
ゲゲゲの鬼太郎にでてくる目玉のおやじ
一見不気味なんですが、なんと女性のファンも多い!
きもかわ系のパイオニアであることは間違いないでしょう。
そんな目玉のおやじについて、父親としてかくあるべき
という要素がこれでもかというほど沢山つまっておりますので、
数回に分けて紹介させていただきます。
まずは、初回ですので、目玉のおやじの概要から
 

目玉のおやじとは?

Wikiに書いてあるのが全て。(いい時代)と言いたいところですが。
私の妖怪熱を帯びた説明を聞いていただきたい。
まず、目玉のおやじは、鬼太郎本人の目玉ではありません
じゃあ誰のだよ。といいますと。もうこれしかありませんね。
そう、鬼太郎の父親の目玉なのです。
つまり、おやじの目玉なのです。
 

なぜ目玉?

鬼太郎の父と母は幽霊族の最後の生き残りです。
そいでお父さんのほうは鬼太郎誕生以前より不治の病である
「溶ける病」(なにこれこわい)を患っていてミイラ男みたいな
風貌になってました。
体がどんどん腐り落ちていく怖い病気で、もう結構死にかけ。
で、お母さんの方は鬼太郎を身ごもっていたのですが、
あえなくふたりとも病死してしまいます。
しかし、亡くなったお母さんのお腹の中から鬼太郎は生を受けます。
なんと、、埋められた土の中から這い上がってくるのです。(ぞくっときますね)
これが、ゲゲゲの鬼太郎の誕生エピソード。意外とおどろおどろしい・・・・
そして鬼太郎の産声にお父さんは反応したのです。
「我がせがれよ。。。。」 我が子が不憫でならない!
そういった心配の念が強くなり、やがて腐り落ちた目玉に妖気が宿ってゆきます。
そして、目玉だけになったお父さんは、ビっと指をさし命名します。
お前の名は鬼太郎だ!
目玉のおやじはこうして鬼太郎と一緒に誕生いたしました。
 

おやじの最初の仕事

さて大事なのは。この名付けという行為。
人は名をもってはじめて使命を帯びると言われるほど
名前には強い力があります
例えば、私の娘の名前には「感受性豊か」に
という思いを込めています。つまり子供への名付けは
子育ての方針づけでもあるのです。
裏を返せば子育てをする自分自身の方針づけとも言えるでしょう。
なんといっても子供は親を見て育ちますから
名前通りに感受性豊かに育てようと思った場合
まずは私自身がそうならないといけないのだと思うからです。
かといって楽観的に響きがよいから付けたという方も全然悪いとは思いません。
力のある名前というのは自然と響きがいいということが多々あるからです。
響きで選ばれた方も、意味や響きから連想される子育ての方針を抽出して
名前の由来というのをしっかり定義づけてあげてみてください。
そしてそれは子供につきつけるのではなく、
自分自身がそうなるように努力することで、
自然とそのような父親に子供は導かれるはずなのです。
 

名付けは文化です

なんだか浮気は文化です。みたいな言い回しになっちゃいましたね(笑)。
妖怪たちも人間から「名付け」されることによって
形と魂を受けてこの世に生まれ落ちてきました。
それらはそのまま日本人の大切な「文化」となったのです。
何故、昔の人は名付けに一定のルールを設けていたのか?
それは、一族繁栄を願う思いからです。故に、兄弟のつながりも親戚のつながりも強かった。
また、商売しやすいように親の名前を引き継ぐ、、とかもあったりしますね。
それぞれの思いが名前だけで想像できてしまうほどに名づけは大事なのです。
 
最後に、あえて投げかけてみます。
 
あなたのお名前は?
お名前の由来は?
 
この質問にあなたの親や先代から続く様々な思いと
これからのあなたの生きるヒントが
たくさん詰まっているかもしれません。
また、お子様の名付けに困っている方も、ご自身の名前と家系
これからの一族繁栄のスタイルなんか考えてみると
よい名前が浮かんでくるかもしれませんよ!
 

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