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百鬼夜行と時代の流れ

会津妖怪行列も終え、百鬼夜行について少し触れようかな。

毎日、仕事に追われている雪女の千代です。

毎日が暑く、溶けてしまいそうな怠さに見舞われています。
さて、皆様はどこまで百鬼夜行についてご存じでしょう?

そもそも百鬼夜行っていつ頃から?
平安時代から室町時代にかけて、説話に登場しているとのことで、
もうこの時代には鬼やら妖怪やら、本当、人間て好きよね、こういうの…!と思った次第。
陰陽師の活躍を描いたもの、昔話、怪談話と様々なところで百鬼夜行は出てきます。

一番最初に百鬼夜行を書こうと思った人、はたまた鬼が行列でいたら…妖怪が行列で…とか
その想像力…なのですが、きっと一番最初に元ネタとなるものがあるのだろうと思っています。

何か、そうしたものを見た人が周りに話をして、そしてそれが人から人へ、
それをネタにして書いてやろうと思った物書きに話が伝わったのかな…と、色々と想像したくなります。

江戸時代には、絵巻で表現されていきますが、きっと目で見て楽しむという時代の流れなのかもしれません。
そして現代では漫画で百鬼夜行が表現されることが増えています。
物語から絵巻から漫画へ、目で見て読んで楽しんでいく時代に流れていったということは、
何となく百鬼夜行の表現の仕方の移り変わりで感じ取れる部分もあります。

人気の某呪術漫画にもありましたね、0巻に「百鬼夜行」の話が。

さて、今年も折り返していますが、
どれだけの百鬼夜行が行われるのでしょうか?
これを読んでいる妖怪の諸君はどの百鬼夜行に参加されるのかな?

これを読んでいる人間の、そこのあなた
ぜひ、見かけたらそっと百鬼夜行を楽しんでもらいたい。
(うっかり声をかけてあちらの幽世に連れ去られても、私は責任取れませんからね)


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