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妖怪って本当にいるの?

前回のブログで妖怪の定義について
触れていきましたが
今度は切り口を変えていきます。
子供が素朴な疑問で質問する
妖怪って本当にいるの?に対して
ずずいと深く潜ってみましょう。
前回でもふれましたとおり、
妖怪とは出会ったり現象が起きたりしたときに
不思議と思うコト(現象)やモノ(存在)の統合カテゴリーということだったんですが
これでは子供はなんのこっちゃです。
子供にとっては妖怪という定義云々はどうでもよくて
ジバニャンとか目玉の親父とかって本当に存在するの?
ということが大事だったりします。というより
その時に親が答える解答が大事といいますか…
これって、物理的、科学的なアプローチだとかなり否定的にならざるを得ません。
かといって心理的なアプローチだと宗教とかスピリチュアルな
話になりすぎてしまいます。妖怪が本当にいるかどうかというのは
簡単なようで答えるのが非常に難しい問題なのです。
先日のブログの反響として
商標とか著作権がついてるものは妖怪たりえるのか という
ご質問もありましたとおり、妖怪は存在の定義自体が曖昧なのです。
もうそれはUMAとか幽霊とかそういうのと同じかそれ以上に曖昧…
少し例えを出してみましょう。
みなさんご存じの「ドラえもん」は
本当には存在しませんよね?
けれど、アニメ上にはいますし、
着ぐるみを着ている生身のドラえもんは
子供たちに大人気です。ナカノヒトを想像している子供は少ないでしょう。
ですので、子供たちにとっては存在している
といってもいいと思います。
IMG_0874.JPG
こう言い出すと
信じるも信じないもアナタ次第って感じの
結論になって、一部の方は腑に落ちない感じがするでしょうね。
あくまで、ここまでで結論を終えた場合ですが…
もう少し踏み込んでいきましょう。
ここで私自身のことを申しますと。
子供がサンタさんがいるって本気で信じてるくらい妖怪の存在を信じています。
齢34歳、立派におっさんな私ですが声を高らかに言いましょう。
妖怪はいる!
私がなぜそう思うのかこれから根拠をまとめていきます。

数がすごい

まず、妖怪の数的な所から、

  • 妖怪数:1592種類(日本妖怪大辞典)
  • ポケモン:719種類(Wiki調べ)
  • 妖怪ウォッチ元祖・本家:223種類(Wiki調べ)

圧倒的です。
比べているものがゲームとかアニメの世界なので
比較対象として成り立ってないかもしれませんが、
人間が思いついて商業的に生み出しているキャラの倍くらいの種類
が存在しているのですが、実際に見たとか聞いた人がいた事象が
たくさんあったからではないかと思います。

地域性

妖怪の中には特徴や見た目がほとんど同じなのに土地によって
呼び方が変わったりします。
てことは別々の土地にそれぞれ似たような妖怪が同時に存在していたっていう
可能性が高いと言えますよね。
最たるものでは河童で、呼び方が違うのがおよそ20種類以上もいるんです。
そして、それぞれに民話や伝承が紐づいていて
伝承がそのまま地名や風習になっていたりもします。
那須にある殺生石なんかは未だに瘴気(硫黄ガス)を
吐き散らしていますし、
玄翁(ゲンノウ)※カナヅチのことです。
など妖怪伝承が道具の名前になっているケースすらあります。
でっち上げだとしてもかなり精密で骨の太い話ですよね。

妖怪がいるって信じてみませんか?

願えば叶うとよくいいますが本当にそうかもしれません。
毎日願う事っていうのは行動が伴ってきます。
妖怪の存在を信じて、物を粗末にしなかったり
身の振りをわきまえたり、躾をしたり
日頃からそう願う事でそれこそ妖怪たちが
不思議なチカラを授けてくるのかもしれないです。
かもしれないではなくて私は最近実感してます。
そういう意味で私にとっての妖怪は
もろにライフスタイルであり、存在を否定できないものなのです。
最後にまとめます。
 
妖怪は本当にいるの?
という素朴な疑問に対して私が皆さんにお伝えしたいことは一つ。
妖怪はいるって信じてみませんか?
ということです。
妖怪を深く知っていくと、日本古来の粋なライフスタイルも
見えてきますし、のんびり気楽に生きるヒントも満載です。
妖怪とは自分のライフスタイルを考え、日本人としての生き方を学ぶ
最高の要素だと思うのです。
朝起きて鳥の声に耳を澄ますと
いろんな鳥が鳴いていることに気付くように
妖怪がいるかもって思いながら過ごすと
そこらじゅうに妖怪を感じられるようになってきます。
なんでだろう?なんか変だな?
と思ったらそれはもう妖怪のしわざかもしれません!
いつもの景色が変わって見えますよ。

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