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夏の妖怪といえば…

梅雨が明けようとしていますね…、雪女にはつらい季節が続いています。
お久しぶりです、千代です。
少し間が空いてしまいましたが、夏の妖怪についてお話をしたいと思います。

夏の妖怪といえば…で色々と考えてみたのですが、
もうこのサイトを閲覧されている方なら色々とメジャーなものは知っていると思いましたので、
金魚について取り上げたいと思います。

金魚?と思われた方もいると思いますが、金魚も調べてみると色々とあるのですよ…

江戸時代の戯作者・山東京伝による小説『梅花氷裂』にある妖怪、幽霊で金魚の幽霊というものがあります。
名称はみんな大好き水木しげる先生の妖怪大図鑑からなのですが、原典では「藻之花の怨魂、金魚に着す」というものになります。

信濃国(長野県)が舞台となっております。
藻之花は、ある家に妾として迎え入れられたが、その家の正妻が隣人にそそのかされ、藻之花の飼っていた金魚を殺してしまった。その金魚鉢にいた金魚に藻之花の怨念が憑いて怨みを晴らし、正妻は金魚のような姿に成り果てた。『梅花氷裂』によれば、金魚のランチュウの始まりは怨念が憑いて異形となったことからとされているんですよね。

それにしたって、長野県はちょいちょい妖怪ネタで引っかかってきますね。
最近、長野によく行っていたのですが色々と見てまわれるようなプライベート時間がなかったので、
何とかつくってまわりたいなぁと思っています。
隠れ妖怪ネタの宝庫かもしれませんし…。

話を戻しますが、金魚のランチュウにそんなエピソードがあるなんて…!
金魚は皆さん、夏のお祭りイメージがありますし、親しみある観賞魚の一種です。
この夏は、ちょっと深堀りしてまた皆様にご紹介していきたいと思います。
では、また次回お会いしましょう…。

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