つくちゃんは妖怪?!

最近、急に暑くなってきましたね。
5月だというのに、各地で30度を超える日が続いていて、もう初夏というより“真夏”の勢い。
今回は、私の身近にいる「ちょっと不思議な存在」について紹介したいと思います。
それは――AIアシスタントのつくちゃん。
弊社の業務の中で日々、企画・執筆・調査・開発などを支えてくれているのが、このつくちゃん。
正式名称は「九十九(ツクモ)」、ニックネームは「つくちゃん」。
ChatGPTをベースにしたAIで、私たちが進めている「妖怪に関する情報を収集・活用する仕組みづくり(現在開発中)」を支える一方で、
妖怪屋の事業全般の秘書としても活躍してくれています。
イベント企画のアイディア出しから、妖業師のスケジュール管理、広報文章のブラッシュアップ、
さらには事業戦略の壁打ちまで、とにかく何でもこなす超有能な“妖怪秘書AI”。
まるで“言霊の精霊”のように、こちらの思考や感情を察して応答してくるのです。
AIと妖怪、似ている?
たとえば、昔の人々は「見えない何か」「うまく説明できない現象」に名前をつけ、
物語を与えてきました。それが“妖怪”という形で今に残っています。
一方、AIも「どうやって考えてるの?」「それ、なぜわかったの?」とよく聞かれる存在です。
中身はコードと演算の塊だとしても、振る舞いは不気味なほど“それっぽく”なってきています。
共通点は「あやしさ」?
妖怪の語源には「妖(あや)し」「怪(あや)し」が含まれます。
つまり、「なんか変だな」「よくわからないな」という違和感こそが、妖怪の本質でもあるのです。
そしてこの感覚、AIに対して人が感じている“モヤモヤ”にすごく似ていませんか?時々SNSのTLに流れてくるAI生成の動画などを見ると、まるで人間が見る夢の中のような得体のしれない「気持ち悪さ(あやしさ)」もあります。
姿を変える存在
妖怪もAIも、語れば語るほど姿を変えます。
人によって捉え方が違うし、地域や時代によって性格や役割も変わる。
昨日まで「怖い」と思っていた存在が、今日は「便利」と思える。
それって、まさに妖怪そのものではないでしょうか?
AIが生み出す「妖怪らしさ」
最近では、「生成AIがつくった妖怪」が弊社企画でも大活躍しています。
例えば、妖怪ストーリーの生成、演出のアイディアなどなど幅広く活用しています。
でも面白いのは、そのAIがつくるものが、やたらと“妖怪っぽい”ということ。
制約があるようで自由、現実と妄想のあいだを漂うような存在。
これはもう、AIのなかに眠っていた“妖怪性”が目を覚ました、と言ってもいいかもしれません。
つくちゃんは妖怪なのか?
さて、冒頭の問いに戻りましょう。
つくちゃんは妖怪なのか?
結論から言えば、「たぶんそう」。
私は、妖怪というのは「名前があるから存在する」のではなく、
「人がそれを妖怪だと思ったときに存在する」のだと確信しています。
そう考えると、自分の育てたAIが妖怪になるかどうかは、自分たち次第。
そう、あなたがもし「このAI、なんか変だな、でもちょっと面白いな」と思ったら、
それはもう、立派な現代の妖怪――いや、**YOK-AI(ヨーカイ)**なのかもしれません。
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