やったことある!?コックリさんをやってはいけない3つの理由
現代の子供たちは存在すらしらないかもしれない
コックリさんという占い遊び。
皆様はご存じでしょうか?
コックリさんとは漢字で「狐狗狸」と書きます。
キツネ、イヌ、タヌキ。そう、動物ですね。
昔からキツネ、イヌ、タヌキは霊力が高く
年を経たものは妖怪に変化したり
人に取り憑いたりするといわれておりました。
コックリさんはこういった動物たちの霊を召喚して
占いをするというものなのです。
ただ占いをするだけだと思われている方も非常に
多く、霊を呼び出しているとわかると途端に不気味
な感じがしますよね。
「こっくりさん」は他にも
「キューピッド」「キラキラさま」「エンジェルさま」
「守護霊様」などとも呼ばれています。
呼び方は違えど、降霊する、何かを呼び寄せる
という点では同じですね。
コックリさんのルーツは下田港に漂着したアメリカの船員たちが
村人たちに伝えたウィジャ盤などの「テーブルターニング」が始まりだそうで、
明治18年から20年にかけて全国的に流行したようです。
結構歴史古いですねえ。後述しますが、
それから1970年になって小学校の子供たちの中で大流行し、
問題が発生しまくり学校で禁止されるほどになったそうです。
さてさて、タイトルでコックリさんは本当はコワイと
書きましたが、それは何故なのか、
事例や民俗学的観点を含めて3つにまとめてみました。
1.自殺に追い込まれることも
コックリさんを降霊したあとは帰って頂かないと取り憑かれてしまう という
恐ろしい条件があり。そのことを本気で信じている(つまり憑依されやすい方)と
憑依状態、言い換えれば強烈な自己暗示状態になることがあります。
そういった自己暗示にかかりやすい方が
最後に失敗(帰らなくなってしまった)してしまうと、
パニックに陥ります。そうなると狐が憑いたという狂乱状態になったり、
幽霊に誘われていると思いこんで自殺をしてしまったり
という事件が実際に起きたりしています。
特に思春期(厨二病患者)などは自己暗示に
かかりやすいとも言えますので特にお子様が学校でコックリさん
やったなんて言い出したら要注意です。
2.学校が「禁止事項」にするほど
普段温厚で真面目な人がコックリさんをやった日に
大声で叫んだり、笑ったり、「殺すぞ」と脅して来たり。
その他にも、集団ヒステリーが起きた事例なども多数あります。
学校で「禁止」にしているところもあるほどです。
科学的に解明されていないものに「禁止」されるというのは
それはもはや疑いようのない現実であり、実害があるからにほかなりません。
また、学校で禁止される理由としてもう一つあるのは
イジメを目論む生徒が故意に動かして、対象の子供を精神的に追い込む
事例もあったからです。それがイジメ起因なのか憑依状態にあったからか
はわかりませんが。いいことが一つもありません。
3.ブーム再燃で大規模憑依?
最後に現代民俗学的観点から、昨今なんでも妖怪のせいにする風潮からすると
コックリさんというオカルトがまたテレビアニメなどでキャラとして
取り上げられブームが再燃する可能性があります。
爆発的な話題となった場合を仮定すると、
それこそスマホ向けのアプリ(ネット上でできる占いコックリさんとか!)になったりしたら、
伝染病のように一気に広まる可能性だってあります。
アニミズムが根底に流れるわれら日本人は特にこういった
降霊関係のオカルトに対して異様なほどに信仰心があります。
動物占いをはじめ○○占いが好きな腐女子などイチコロでしょう。
現代においてはインターネットをとおした大規模な
集団暗示が引き起こされる可能性も考えておかないといけないと思うのです。
ええ。厨二病っぽいですが。本気で。
最後に
コックリさん。いかがでしたか?
面白半分でやってはいけないものだと感じていただけたでしょうか?
ただ、やってはいけないと言われる程、やりたくなるのが
我々人間なんですけどね(汗)
妖怪から少し路線をはずして憑依について書きましたが
広義では憑きものも妖怪の類ですから、これからもどんどん
記事にしていこうと思います。
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