水木サンの幸福論を読んでみた
突然ですが、
皆さんはいま幸せですか?
このブログを読んでいる方については
最低限、人間らしい生活というのを送られている方がほとんどだと思います。
それを「幸せ」と思うかどうかは別として。
私は妖怪的生き方のプロである
「水木しげる先生」が打ち出した「水木サンの幸福論」という著書を読んで、
心がなんというか少年時代のクリアで興味心旺盛な状態に還っていくような
そんな感覚になったので、今回はぜひとも
この水木サンの幸福論についてご紹介したいと思います。
水木サンは漫画に人生を費やす傍らで
長年に渡って幸福な人や不幸な人をみてきた経験から
自ら「幸福観察学会」なるものを創設し(会員はご自身一人なんですけどねw)
見つけてきた幸せになるための知恵や考え方などを、
水木サンらしい独特な観点によって七か条に
まとめられています。
- 第一条「成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはならない。」
- 第二条「しないでいられないことをし続けなさい。」
- 第三条「他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。」
- 第四条「好きの力を信じる。」
- 第五条「才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。」
- 第六条「怠け者になりなさい。」
- 第七条「目に見えない世界を信じる。」
どうでしょうか、心にぐっときたものありますか?
ちなみに私は第六条の「怠け者になりなさい」が特に大好きで
響き的にも何とも気が抜けるんですけど、
これって水木さん的には
人生は大変で努力しないとだめだから
「たまには怠けなさい」ってことなんですよ。
そのたまに怠ける時に怠け上手じゃないと、
いろいろ鬱蒼としてしまって大変ですよね。
ちなみに水木サン的に怠け者の達人は
つげ義春と猫らしく、いつまでも追いつけないそうです。
確かに猫はプロですね(笑)
幼少期から人の死や目に見えないものを信じてきた
水木サンならではの人生観。
この中で一つでもあなたの心に沁みたら幸いです。
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