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妖怪万博旅ログ 前日譚

おばんです。妖怪屋の相田です。昨年の4月に法人化し、はや半年以上が経過しております。時がすぎるのが早すぎますね。お陰様で忙しくさせていただいておりますが、今年(2025年)は妖怪イヤーになりそうな兆しがございます。というのも先日、小豆島で開催された大規模な妖怪イベント「妖怪万博」に参加して全国から妖怪フリークが集まる様をみて感じたことなどをつらつらと書いてみようかと。

小豆島初上陸

私は出店と前夜祭出席のために、前日の始発で成田(NRT)→高松(TAK)で飛行機ビューン。高松港から高速艇で小豆島は土庄港へと一日早く上陸致しました。昼過ぎに到着したのでまずは腹ごしらえ。地元のおしゃれなイタリアンで舌鼓を打ちつつ、夕方のイベントをゆっくりじっくり待ちました。

窯焼きのピッツァは本当に美味しかった。その後、Xランドのみんなに進められてそーめんも食べちゃったんですけどそれは秘密にしておいてください。

河野さんとの再会

かなりぶらぶらしててもまだ時間が余っていたので、少し早めにイベント会場に向かいました。前日に楽しみにしていたのは河野さんの怪談会。河野さんは京都で10年以上も前から一条百鬼夜行をはじめとする地域の妖怪イベントに取り組んでいる大先輩で、私のあこがれの人です。以前に熊本人吉の幽霊寺で私が聞き手役で一緒に怪談会企画を実施させていただいた過去があり、今回はどんな感じになるのかなとワクワクしておりました。会場につくとロビーに河野さんがおりましてご挨拶、昨年うずまさ百鬼夜行という日本最大規模のイベントを3ヶ月間も開催されたとあってずっと直接労いたかったので、ご挨拶できてよかった。本当にお疲れ様でした。

怪談会がはじまる

さて、そうこうしていると怪談会の準備が整ったということで会場に入りました。今回はmeRryさんとの二人会で交互に怪談を話していくスタイル。選考して島巡りツアーをしていたメンバーが中々到着せず、少しだけ時間が押していましたが、その間お二人ともアドリブで話を沢山してくれてちょっと得した気分に。ツアーの参加者が戻ってきていよいよスタート。

話のネタバレになるので詳しくはかけませんが、不思議な話や妖怪かも?っていう話など河野さんとmeRryさんならではの話が多く、最後まで適度な怖さを保ちながら心地よく聞き入ることができました。大満足。

前夜祭(交流会)

怪談会が終わるとすぐ、島の鮮魚や地元ならではの食材を提供する うまげなもん というお店で総勢100名以上の大規模立食パーティが行われました。怪談会には参加していない出店者や団体などがわーーーっと集まっての交流会です。妖怪美術館のチョーケシ兄やん、総合プロデューサーの柳生忠平さんなどが口火を切り、盛大な乾杯。私もここ数年妖怪イベントをやってきたのでちらほら知り合いもできており、ご挨拶周りをしながら地元の美味しい料理に舌鼓を打ちました。全員とゆっくり話したかった・・・・

憧れの小松和彦先生と?

妖怪屋をはじめたころは、人より少しだけ妖怪が詳しい程度の私でしたが、何年もかけて妖怪知識を身に着けていきました。その際に小松和彦先生の著書である「妖怪学入門」や「鬼と日本人」など多数の書籍から知識を得ていった私にとって、雲の上の存在でした。最初は遠目からみていただけだったのですが、私はお酒の力がまわってきたのと「このタイミングを逃すと一生お話できないかもしれない」っていう謎の追い風が吹いたため、徳島三好の関係者の皆さんをけしかけつつお話しに行ったんです。結構コミュ障なわりに頑張りました。

どんな話をしたか?

最初は名刺をお渡ししつつ、緊張しながらも弊社(妖怪屋)の活動などをご紹介、AIを駆使した妖怪データベースなどを作ろうとしていますとお話してみたりしました。AIというのはやはり機械であって有識者がアナログの部分を教えてあげないとよく間違います。という話の流れで、なので小松先生のような先人、有識者たちのお力を最大限に頼りたい。と思い切って相談してみたのです。そうしたら小松先生から「そうか、それならまだまだ長生きしないとねぇ」とのお言葉、涙が出そうなぐらいジーンとしてましたが、その後も消えていく民話伝承の話をしていたら私も小松先生も力が入って話がふくらみ興奮してしまってました。学者の膨大な知識を若い人に伝える中間層が大事だよね。こういった妖怪万博のような取り組みこそがこれから必要だよね。ってお話をされていて、「よかった。私のやってきたことは間違ってなかった」とものすごく腑に落ちました。この話は私の中ではかなり大きく、雲の上の存在の人に認められたことで今までの苦労も報われ、これからの活動にも自信がついたかけがえのない時間となりました。先生にとってはたくさんいるなかの妖怪好きの一人だったかもしれませんが、私にとってはもうこれだけで、小豆島まできた意味があったと言っても過言ではありません。本当にきてよかった。小豆島。

その後は?

大好きな悪役連合さんたち(創作集団でチームで様々な悪役活動をしている、妖怪イベントではみんな妖怪やってる)と、うぇーい♪(詳細はやぼなので)楽しすぎました。

最後に

小豆島のタクシーは22時で終了する。皆さんこれだけは覚えておいてくれ。ではでは近日中に妖怪万博本編のお話をさせていただきます。

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