妖怪のせいなのね?
好きな妖怪はぬっぺふほふ。
どうも!大鳳万[オオトリバン・Audreyburn]です!
「妖怪のせいなのね」
あのアニメがすごく流行った頃、
様々なことが妖怪のせいにされましたね。
「おい!何でも妖怪のせいにすんなよ!」
と思った方、いらっしゃいませんか?
私は当初結構言いたかったわけですが、
こうして大好きな妖怪について
ゆっくりと考えるお時間を頂いた時、
ふと思ったのです。
よう考えたら昔から割と妖怪のせいにしてない?
何故その思考に至ったか?
まず妖怪について、例えばひとり(?)の妖怪に
ついて調べてみても様々な言い伝えが
あります。
たとえば、青坊主なる妖怪がいます。
彼はいろんな都道府県で
言い伝えられていますが、
そのキャラクター性は
土地によって全く異なるのです!
例えば…岡山県では空き家に現れるだけ、山口県では相撲に誘って来る山の神様の化身だと言われています。
え?近所のフレンドリーなおっさんなん?
てくらいですよね(笑)
が!しかし!
なんと静岡県では子供を誘拐すると言われています。香川県では女性を首吊りに誘って来て、あげくその誘いを無視すると無理やり襲って来るという物騒極まりない言い伝えもあるわけです!
えぇ…振り幅デカすぎへん?
いくら口伝だとしても、あまりにも
一貫性や共通点がない…
そして他の妖怪に関しても、
名前は同じでも諸説あるがために
キャラクター性がイマイチ定まらない
妖怪はたくさんいます。
しかしそれでいいのだ!と、
私は思ったわけです。
そもそも妖怪とは何のために、
どうして言い伝えられたのか?
ここで妖怪ウォッチの言葉
「妖怪のせいなのね」が
生きると思うのです。
妖怪が今よりもっと信じられてて、
ネットも無く手に入る情報も口伝のみの頃、
人を戒めるのは法律ではなく
妖怪だったんじゃないか?と思うわけです。
妖怪とは、端的に言えば
“恐ろしい人の成れの果て“
なのではないでしょうか。
じゃあ何故「妖怪のせい」に
する必要があったのか?
別に「怖い人が来るで!」で
良かったんじゃない?
それは人のせいにしたくなかったのかな?
と、思ったわけです。
昔から人は人間に対して疑いを
持ちたくなかったのかも…?
今より世間はぐっと狭かったわけですし。
つまり「妖怪のせい!」とは
「妖怪のおかげで人を疑わないですむ!」
と、言うことではないでしょうか?
つまり性善説の代わりに
「妖怪のせいなのね」
「だから人を疑うのは良くないよ」
ということでは?
妖怪のせいにすることで、漠然と、
誰かを疑ったり恐れることなく、
それとなく自分を戒めることが出来た。
これが私の見解です。
そう考えると、妖怪さん達ありがとう…。
と、思えますね(*ˊ ˋ*)
これも妖怪好きな私の、
妖怪の肩を持つが故の意見かもしれませんが…
まぁ妖怪も悪いやつばかりではないから、
きっと今も多くの人に愛されるのだろう
と思うわけで!
というわけで、皆さんも時々
妖怪に感謝してみてください!
いいことあるかも…?笑
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