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河童と共に生きる街!?日本一の道具街。浅草かっぱ橋道具街にきてみた。

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東京で妖怪についてのスポットで探すと大体ヒットしてくる
こちらにやってまいりました。なんとこちらは
先日(2015年5月3日)NHKのCOOL JAPANでも取り上げられたばかり。
日本一の道具街として知られ、個性的でクールな道具屋さんが立ち並ぶ
浅草合羽橋商店街。通称かっぱ橋道具街!!デデーン。
こちら合羽橋商店街は、名前の通り
水の妖怪である「河童」を街のシンボルとしてきたようです。
河童に関して何か由来が?
調査してみると、諸説あるようですが、大きくは2つあるそうです。

  1. 雨合羽からきている説
    当時、合羽橋近隣に江戸城主の下屋敷があり、小身の侍や足軽が内職で作った雨合羽を、天気の良い日に近くのにズラリと干していたため合羽橋と名付けられた。
  2. 河童が街を助けた説
    江戸時代では浅草はのりが捕れるほど海に近い低湿地であり、周辺地域の排水溝として掘られた人工河川があったのですが、先日の大雨災害で記憶が新しいと思いますが大雨が降るとすぐに氾濫し疫病が流行することもあったそうなんです。それを難儀に思った合羽屋喜八が、河川の氾濫を防ぐ工事を始めたと。すると、その心意気に打たれた河童達が夜な夜な手助けをして工事が完成したっちゅう伝説が元になっている説。

こう見る限り妖怪を扱っている私として贔屓目にみなかったとしても、後者の方がめちゃくちゃ胸熱ですよね。
街の人もやはり2の伝説推しのようで、夜な夜な訪れる河童たちを見た人は、商売が上手くいったという伝説にあやかり
商店街には黄金の「かっぱ河太郎像」が立てられた。とのこと。
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その他にも街の至る所にかっぱの像
じわじわくるやつ。とか。
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なやましいかんじ。とか。
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どうしてこのポーズになったん。とか。
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とまあ、見ての通りすごく河童まみれなんです。以前、河童の故郷ともいえる
岩手県遠野に行った時もここまで河童推しではなかったので
かっぱ橋商店街の「かっぱ愛」は相当のものであることが伺えます(笑)
クールジャパンでは外国人の記者が取材して回った感想として述べていましたが
日本人は災害や厄災の化身である妖怪を怖いものとして扱うのではなく
許容し、愛することさえできる。と驚いてましたね。
そういった日本人の気質がものすごくクールジャパンだったわけです。
もう一つ、テレビでは語られませんでしたが。
妖怪と共に生きるということはイコール環境(自然)と共に生きることでもあるのです。
ここすごい大事です。
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水とみどりにあふれる「かっぱの皿の乾かない」環境づくり。
なんて素晴らしいキャッチだろう。涙がでてきます。
ビジネスと環境は関係ないと思われる方は
きっと環境がおろそかになり干からびていくでしょう。ビジネスで潤うためには、環境も大事に
しなければならないのです。河童は頭の皿が乾くと死んでしまいます。
我々も同じです。土台となる環境が悪くなれば、事業は必ずといっていいほど失敗します。
先人たちは、雨乞いや商売繁盛を神様にお祈りしたり、それこそ
神様ではなく妖怪の力さえあやかったりして自然と共存をしてきました。
そうした商人としてのベースを現代においても大事にしつづける
こちらの合羽橋商店街、いや浅草全体もそういう気質なのですが、
今でも粋で活気にあふれているのです。商いの基本をずっとやり続けてきた商人と
人のためを想って腕を磨く粋な職人さんたちがゴロゴロしている。そんな素敵な街ですね。
みなさんも是非、かっぱ橋道具街に行ってみてくださいね。
いいもの(道具)揃ってますよ♪
さて、9月上旬におこった水害、特に鬼怒川は大変な事になっていて
今も昔も自然の力の前に人間の力はいかに小さいものであるか
思い知らされた我々ですが、実は水系の妖怪については
日本の治水の歴史であったりもするので、この後のブログで
少し治水の歴史についても触れてみたいと思います。
 
おまけ。食品サンプルの佐藤サンプル様にてパシャリ♪
本物のビールみたいでしょ?
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