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未確認飛行妖怪出現?

改元ムードに世間がざわつく中、折角なので新元号にちなんだ妖怪の紹介なんかをしたかったのですが、そんな都合のいい妖怪はいてくれないものですね。どうも、神代です。

というわけで、昨日に引き続き今回も石川県羽咋市(はくいし)の話をしようと思います。前回話題にした「UFOの町」羽咋市ですが、そもそもどうして町を上げてUFOを全面に押し出した町づくりをし始めたのでしょうか。その理由にはなんと、ある妖怪が関わっていました。

今は昔の江戸時代、現在の羽咋市の北側にある眉丈山(びじょうざん)で空を飛ぶ怪火が目撃されました。その怪火は珍しいことに炎の塊のような曖昧な形ではなく、とある仏具に非常に似ていたというのです。

その仏具は「そうはちぼん」というものでした、ちなみにこんな形です。

そうはちぼん

想像してみてください、これが光りながら上空を飛んでいるという風景を…。

どう見てもUFOです。本当にありがとうございました。

もちろん当時、UFOの存在など日本人は知りません。そのためこの怪火は、宇宙からの訪問者などではなく、仏具のそうはちぼんが妖怪化したもの。名前はそのまま妖怪そうはちぼんとして羽咋市に伝わることになりました。

この話の他にも、羽咋市にはUFOが現れていた事を裏付けるような逸話があります。例えば、そうはちぼんが目撃された眉丈山のふもとの村には、鍋が空から降って来て人をさらうという伝説があります。これは、鍋型のUFOに乗ったエイリアンによるエイリアン・アブダクションを指したものだと思われます。

更に、羽咋市の正覚院というお寺に伝わる「気多古縁起」という書物には自由自在に空を飛ぶ正体不明の物体が登場します。恐らくはこれもUFOを指したものでしょう。

これらの情報が相まって、そうはちぼんの正体はUFOであるとみなされ、古くからそれが飛来している羽咋市はUFOの町として知られることになったのでした。

UFOといえば、何となく欧米に現れるものというようなイメージがあります。しかし、実際に宇宙人がいると仮定するとして、何光年も先から飛来した宇宙人が欧米諸国だけを見て帰還すると言うのは確かに筋が通らない気もします。全世界で満遍なくUFOの目撃情報があってこそ、信憑性が増すというものでしょう。

(画像:コスモアイル羽咋の展示物より)

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