不審者妖怪、黒坊主
遅ればせながらゲゲゲの鬼太郎6期を1話から追い始めました、神代です。犬山まなちゃん、可愛いです。
3期にも人間のヒロインである夢子ちゃんが出ていましたが、メインキャラで人間のヒロインが出てきたのは彼女以来ではないでしょうか。夢子ちゃんの時はデレデレしてた鬼太郎が、何故かまなちゃんに随分冷たいので少し心苦しいです。早く仲良くなれるといいね……。
今日は、そんなゲゲゲの鬼太郎にあやかり、最新話(執筆当時)に出てきたという妖怪『黒坊主』の記事を書きたいと思います。
さて、このサイトをご覧の妖怪ファンの皆様には釈迦に説法かもしれませんが、妖怪の中には時折正気を疑うような個体がいます。尻をほじって舐めろと言ってくる柿の妖怪とか、尻に目がある妖怪とか……あれ、尻ばっかですね。今回紹介する黒坊主もそういった、正気を疑うような妖怪の一体です。
この妖怪は比較的新しい個体であり、明治時代に発刊された郵便報知新聞にてその実態が取り扱われています。記事曰く、黒坊主は
『毎晩のように特定の家に現れ、寝ている女性の顔を舐める』妖怪だそうです。
ちなみに病気になるくらい口臭がキツいらしいです。記事内には女性の夫らしい男が黒坊主に驚いて飛び上がっている絵が掲載されているので、多分奴には寝取り趣味もあるのでしょう。
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文献を読み終わった後の神代は思いました。恐らく、この記事をここまで読んでいただいた皆さんも同じことを考えていると思います。
……この妖怪、正体は只の不審者なのでは?
更に言うなら、こういった記事が書かれるということは、関係者への聞き込みの中で「いや、あれは実は妖怪でね、黒坊主と言うんですよー」みたいな事を言った人間がいるってことですよね。うん、多分そいつが犯人だわ。
しかし、明治の御世になってもこういった変態的な犯行を妖怪のせいと扱う案件があったという事に驚きました。この記事が出回った当時、女性の方が味わった恐怖はとんでもない物かと思います。何でも妖怪のせいにしてはいけませんね。
ちなみに、郵便報知新聞はスポーツ報知さんの前身だそうです。スポ報さんが再び妖怪の記事を書いてくれることを期待しています。
ゲゲゲの鬼太郎最新話では、黒坊主はどのような妖怪として登場するのでしょうか。犬山まなちゃんは色んな意味で無事なのでしょうか、心配な神代でした。
(画像:郵便報知新聞)
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