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【情報求】山中を駆ける?「緑のおじさん」について

どうも、山中ではなく街中を駆けるおじさんの神代です。暑さも段々と収まってきて、ランニングなんかを始めやすい季節になってきましたね。

今回は妖怪ちゃんねるをご覧のオカルト愛好家の皆様の知見をお借りしたく、こういった記事を書きました。

さて、先日行われた北陸オカルト会主催の怪談イベント『北陸テラーナイト』、その打ち上げの時の事です。石川県の怪談蒐集家である齊藤耕一さんより、こんな話を聞きました。

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ある夜に、カップル2組が車で山道を走っていました。周りに家も街灯もない真っ暗な山を下っている最中、前の車の男性(以下Aさん)は、彼女との話に気を取られて目の前のカーブに気づくのが遅れ、急ブレーキをかけてしまいます。

そのせいか、友人カップルが乗った後続車はカーブで停車に近いほどの減速をしてしまいました。Aさんはバックミラーで後続の友人の車を見て“ 変なところで急ブレーキをかけて驚かせてしまったかな”と思いながらも、目的地まで特に気をつけて運転をしました。

そして、Aさん達は目的地に到着し駐車場で友人の車を待ちました。しばらくすると、ゆっくりと見覚えのある車が坂を下ってきます。隣の駐車場に車が停まり、友人カップルは車から降りると青い顔をして「危なかったぞ」「どうして気が付かなかったんだ」とAさんを責めてきました。

Aさんは謝罪しましたが、友人は止まりません。「轢くところだったんだぞ」「目の前にいたのに気が付かなかったのか」「お前のことずっと見てたじゃないか」と何だか意味のわからないことを言ってきます。

要領を得ないので友人に何か見たのかと聞くと、Aさんの車がカーブに差し掛かった時に、道路の脇からおじさんが飛び出してきてAさんの車のすぐ目の前を横断したというのです。

Aさんの車は、おじさんと衝突するギリギリのタイミングで急ブレーキをかけてカーブを曲がっていき、そのおじさんは道の端に立ち止まって通り過ぎていく車をじっと見ていたそうです。

しかし、運転していたAさんはもちろん、隣に乗せていた彼女もそんな人は見た覚えがありません。友人があまりに不可解なことを言うのでどんな男だったのかを聞くと、「だから、全身が緑色の、服だけじゃなくて、肌も…」と、そこまで言ったところで友人カップルは自分たちが人ではないものを見てしまった事に気がついたのでした。

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不思議な話ですが、齊藤さんはその話を友人から聞いた後、似たような話をラジオで聞いたという事でした。そこでも、山の中を車で走っているときに緑色のおじさんを見たという話があったと言う事です。

全身が緑色の人と言えば、オカルト界隈だとイングランドで見つかったとされるウールピットのグリーンチルドレンが挙がります。その他にも、ネット上の都市伝説では全身緑色のゴム人間というのがあったり、妖怪で言えば、山中の川の源泉に住み着いた河童なのではないだろうか、等とおじさんの正体は様々な見方が出来ると思います。

とにかく、複数の類似した目撃談があるにもかかわらず、その姿がはっきりと読めない「全身緑色のおじさん」について、こんな話、こんな伝承があるよ、といったコメントをお待ちしています。

読者の皆様、是非お力を貸してください。

(本怪談は齊藤耕一さんより掲載許可を頂いています。)

(画像:図画百鬼夜行—河童)

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