ドクロはホントに悪いのか!?~がしゃどくろのコト~
アンパンマンで好きなのはホラーマン💀
キン肉マンで好きなのはキン骨マン💀
でも実は好きなタイプはゴリマッチョ💪( ^ω^ )
どうも!ただのドクロ好きな大鳳万ことばんちゃんです!笑
さて…では妖怪界のドクロといえば…?
そう!がしゃどくろ💀です👏
知っている方は良しとして、がしゃどくろって…?て方は、
とにかくすっごいでかいドクロ💀
を、想像してください。大体電線路くらいかな。笑
見たら「あーね。」ってなると思います。
なんとあの宮崎駿監督作「平成狸合戦ぽんぽこ」にも一瞬出演されています。
そんながしゃどくろのプロフィール
名前:がしゃどくろ 性別:? 国籍:日本(昭和中期)
概要:戦死者や野垂れ死にした者など、埋葬されなかった死者たちの骸骨や怨念が集まって巨大な骸骨の姿になったとされる。夜中にガチガチという音を立ててさまよい歩き、生きている人間を見つけると襲いかかり、握りつぶして食べると言われている。
実は創作されたのが昭和中期という、妖怪界では比較的ルーキーですね😎
それにしても…怖い!凶暴にもほどがある…これがホンマのキレる若者(妖怪比)ですね。笑
そんな昭和中期に創作されたとありましたが、多分今現在、これをお読みの皆様が想像するがしゃどくろのイメージを決定づけたのは、もしやこの画像では…?
こちらは、歌川国芳作「相馬の古内裏」
実はこれ、このドクロががしゃどくろ!という意図で描かれたものではないんです。
なんとなく、がしゃどくろってこんな感じ。
という代表例としてしばしば引用されるようです。(今回のように)
実は私もこの浮世絵からすっかりがしゃどくろファンになってしまったわけですが…
皆さん、この絵ってどんなシーンに見えますか?
私、大鳳が最初にこの絵を見た時は…
「ごっつやばい妖怪VS江戸のゴーストバ◯ターズ達」
と、勝手に思ってたんです。
が…
実はここに描かれているドクロ、味方でした!!笑
(ごめんドクロ💀)
こちらの絵は善知鳥安方忠義伝(うとうやすかたちゅうぎでん)という読本のワンシーンを描いたものなのですが、本の内容としては平将門(たいらのまさかど)と滝夜叉姫(たきやしゃひめ)が妖術を使って、父の遺志を果たそうとする復讐物語なんです。
つまりホンマの悪者は、この組み伏せられているひと。源頼信(みなもとのよりのぶ)の家臣、大宅太郎光圀(おおやたろうみつくに)だったのです!
この大宅太郎光圀をやっつけるために、妖術でいっぱい味方の骨を集めて、でっかいドクロにして操っているというわけです。
それ孫悟◯の元気玉やん…(もしくはポケモン)
さてさて、がしゃどくろから脱線しましたが!
とにかく、がしゃどくろは骨がいっぱい集まった妖怪ということです。
こうして妖怪を知るたびに、歴史を紐解くことになる…いつも学びを与えてくれす妖怪に感謝ですね☺️❗️
以上、ドクロはホントに悪いのか!?~がしゃどくろのコト~でした。
元々は歌舞伎の演出としては大勢の等身大骸骨だったそうですが、歌川国芳が迫力を出すために巨大に描いたとのことです。そこからイマジネーションが高まって合体巨大骸骨がしゃどくろという設定が定着したみたいですね。