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境港にきたら絶対やるべし!ボリューム満点の妖怪スタンプラリー!

この記事では、境港の「妖怪スタンプラリー」についてのレポートを書きます!
前回の記事はこちら
 

ツボを抑えた妖怪のセレクト

スタンプ帳(?)を開いてまず驚いたのが、その多彩なバリエーションです。
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まず当然ながら、水木ワールドの主人公である「ゲゲゲの鬼太郎」や、「猫娘」や「ねずみ男」などのスタンプがあります。
しっかり妖怪の説明も書いてありまして妖怪にあまり詳しくない人も楽しめちゃいます。
中には「鬼太郎のゲタ」とかも含まれていますが、これはよく考えると妖怪じゃないような……
それはさておき、スタンプになっている妖怪でぼくが特に気になったものをピックアップしました。
油すまし
P1040349
熊本県天草の妖怪です。明治の頃、孫を連れた
老婆が出没地を歩いている道中で
「昔はこのあたりに油すましという妖怪が出たそうな」
と言うと
今ぁもぉおおお!
と姿を表したそうです。
見た目からして恐いですが、もしかしたら今でも会えるんじゃないか?
と期待させてくれる妖怪です。
更に、顔がでかいのでなんだか親近感
※私も顔がトミーズ雅さん並にでかい
 
べとべとさん
P1040404
暗い夜道を一人で歩いていると
後ろからついてくる妖怪です。見ての通り
なんだかかわいらしくないですか?
もしこの妖怪に取り憑かれたら
「べとべとさん先にお越し」と唱えると
消えてしまうようなのですが、丸っこくて
何となく愛嬌があるので
ずっと憑いて来てくれてもよいかも・・・って思ってしまうのは
私だけでしょうか?(笑
倉ぼっこ
P1040326
古い蔵に住む妖怪です。東北地方に多い
座敷わらしの親類です。防火や幸福の神としても知られており
境港の多くのお店に守り神として祀ってある人気妖怪です。
境港では各店に妖怪が割り当てられているんですが
(例えば○○酒造だと妖怪「田の神」とか)
倉ぼっこが割り当てられていたお店では
水木先生に「いい妖怪を引いたね!」
といわれたそうですよ。
座敷童子が座敷に取り憑くのに対し、倉ぼっこは蔵などに取り憑く
妖怪なのですが、私の実家は代々酒屋で
酒蔵がありましたから、もしかしたら
倉ぼっこが住み着いていたのかもしれません。
このように、色々な妖怪が出てくるのでスタンプ帳を見ているだけで
ワクワクが止まらなくなりました!
 

スタンプラリーのボリューム

さて、スタンプ帳を広げてみるともう一つ驚いたことがありました。
スタンプの数がとても多いのです!!
 
数えてみます……
ひぃふぅみぃ……
なんと、38箇所もありました!!!! 
え? そんなに回るの?
スタンプラリーって普通10個くらいじゃないの?
などと驚きつつも、今日は一日たっぷり楽しめるなとニヤニヤ顔になってしまう私。
同行している中村氏は、スタンプラリーのあまりのボリュームを見て、
戦意喪失して諦めてしまいました(笑
それも仕方がないことです。
なぜなら、このスタンプラリーは妖怪への揺るぎない愛情がないと、決してこなせないものだからです!!!!
 
先にも触れましたが妖怪ロードには
153体もの妖怪ブロンズ像が設置されていて、
更に38箇所のスタンプポイントがあります
そのため、うっかりするとブロンズ像もスタンプ台も見逃してしまうため、
何度も戻って確認する羽目になりました。
妖怪ロードを歩きつつ、ブロンズ像やスタンプがあるたびに
色んな角度から眺め、ちょっと触ってみたり、突っついてみたりした後で、
写真に収め、写りを確認してまた写真を取り直します。
十分に愛でた後、中村氏に妖怪のウンチクを披露します。
中村氏は、この講釈に最後まで付き合ってくれました。
つまりブロンズ像とスタンプあわせて約200回です!
私は妖怪に夢中でちっとも配慮できなかったのですが、
後半は疲労して意識が飛びそうだったと後で言っていました(笑
相手の都合を考えずに、自らの好きなものを押し通す……これってちょっと妖怪みたいですね。
妖怪「うんちく男」!
いやこれじゃちょっと弱いですね。では……
妖怪「押し売り男」!
うーん、、百以上の小話をしたのだから……
妖怪「百話小僧(ひゃくわこぞう)!
これだ!!
100話以上話さないと消えない厄介なやつです。
某妖怪ウォッチでは「長話する妖怪」として
妖怪「ナガバナ」なんていうのもいるようですが
ダジャレ系には走らない私のどうでもよい妖怪ポリシー。
ともかく、妖怪化したぼくのウンチクラッシュに
朝からずっと付き合ってくれた中村氏には感謝です。
 

ついに完走へ!!

舐めるようにゆっくりと進み最後の
妖怪交番にて鬼太郎(しっかり警察官の格好している)のスタンプポン!
これで38箇所すべて終了です。
再度観光案内所に戻り、スタンプ帳の最初のページに
完走証のスタンプを押してもらいました。
 
そこには……
 
これでキミも妖怪博士!
 
と書いてあります。
 
スタンプラリー
 
やったぜ!!!!!!!!!!!!!
 
 
大喜びしてガッツポーズをした後、
後ろを振り返ってみるとベンチに座り込んでいる中村氏の姿が目に入りました。
気付くと5時間以上歩き回っていたようです。
中村氏はスポーツマンなので、私より体力があるはずなのですが、今回ばかりは私の勝ちでした。
 
もしかしたら、私は妖怪からエネルギーをもらいながら歩いていたのかもしれません。
活き活きとした妖怪達の顔を見ているだけで、胸のトキメキが止まりませんでした。
不思議と全く疲れませんでした。一方で、中村氏は妖怪達と、何より妖怪化した
私にエネルギーを吸われていたのかもしれません(笑
 
いやあ、しかし38個のスタンプで埋まった
妖怪ガイドブックはとても良い記念になりますね。
また、一日中、妖怪達の顔を見ることになるので、
彼らと少し仲良くなれたような気持ちになります。
そして極めつけは、妖怪フリークなら、
自らがうんちく妖怪化できるという日本で数少ない、
否、日本で唯一のスポットではないでしょうか。
とにもかくにも、妖怪好きでもそうでなくても
境港に訪れた際には妖怪スタンプラリーを絶対にやるべきです!
さて、スタンプラリーには大満足でしたが、妖怪ロードの折り返し地点に、
もう一つの観光の目玉がありました。それが「水木しげる記念館」です。
次は、水木館について書こうと思います!

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