遠野の「カッパ淵」に河童を探しに来てみたら…
ついに
ついについについについに…
ついに!!!
やってきました。遠野!!!
ほんの数ヶ月前ですが、妖怪の宝庫である鳥取県は境港にて
水木しげる先生のゲゲゲ妖怪たちを取材したのが記憶にあたらしい私。
今度は、「妖怪の故郷」である遠野にやってきたのです。
今回私はここ遠野で念願の元祖河童の住む川である
「カッパ淵」に訪れましたので、その旅の様子をレポート致します。
友人に私の性格と文章レベル的に旅のレポート記事は壊滅的に向いてないという
もっともすぎる指摘をされたのですが、
微マゾなんでむしろかきます。叩かれすぎると本気でなくタイプなんだからね。
時系列に書くのほんと無理なんだからね。
遠野ってどこにあるの?
岩手県遠野市です。東京からの道順になりますが
東北新幹線で「新花巻」まで行き、そこから釜石線に乗り換えて
釜石方面へ進んで、大体真ん中ぐらい(大雑把)
遠野の大地に立つる
遠野に降りたった瞬間出迎えてくれたのはやはり。
河童!いきなり発見。
結構リアルな感じで、ぱっと見だと本物みたいです。
これは期待がもてるぞー!
と期待に胸を踊らせてしばし散策。
そしてまた発見!うひょーーー!
カッパの交番!しかも何故ウィンク!?
池袋のふくろう交番よりかは断然カワイイです。なんかジワジワきますけど。
どこにいけばいいんだ?
更にずんずん探します、探します。妖怪どこどこ?
探します。探します。妖怪どこどこ?
しかし…いろいろ探しても主だった妖怪スポットが
見つかりません。普通、駅ついたら看板とかに
○○博物館 コッチ。とか○○山コッチとか。いろいろあるでしょうに。
見当たらないんですよね~。
あれーーー?あれーーー?
鳥取の境港では駅から数百メートル、一周するまでずっと
妖怪関連のお店まみれだったもので、遠野駅前の
あまりの妖怪スポットのなさに不安になったため
「そんなはずはない、、ま、まずは観光協会さいってみんべ!」
と半分声を震わせながら観光協会に向かいました。
中に入るとなんとも美しいお姉さまがお出迎え
私は照れながらも
「取材にきたんだけんど。
どこいったらよかんべか?カッパ淵はとりあえずいきてぇだ。」
か細くそう質問すると、即座に観光マップを見せてくれました。(ム、できる!)
そこには、カッパ淵、五百羅漢、続石、卯子酉様、めがね橋、金精様(オティンティン様)
がズラリ、いろいろあるじゃない!美しい女性に金精様を紹介してもらえたで賞。発行。(地味にすごい嬉しい)
そしてマップを見せてくれると同時に。
「カッパ淵いくのであれば、今すぐにタクシー乗らないと間に合わないですよ。もうすぐお店しまっちゃうので」
とのこと!やばい!!
この旅のメインであるカッパ淵だけは逃せない。
一行(連れもいました)はすぐさまタクシーに乗り込み
遠野伝承園へ。
そうなのです、ここ遠野は妖怪スポットはたくさんあるんですが
「点在」しており、まとまってはいないのです。
そりゃー当然ですよね。鳥取の境港は、妖怪で町おこしするために
人為的に観光スポットを整備しているのに対し、こちらは人為的ではなく
あくまで由来のある自然のままの妖怪スポットですから、一箇所にまとまってるわけがない。
一日で遠野を知ろうと思った私が浅はかでした。
これは本気で取材するなら何日も留まらないといけません。
今回だけで遠野の良さを知るには時間が足りなさすぎました。
念願のカッパ淵へ
伝承園につき、カッパに思いを馳せながら
赤ガッパと緑ガッパになりきる一行
そんな暇はない、カッパ淵に急ぎなさい。
のどかな田畑の道を深呼吸しながら進むと
ようやく見えてきました。カッパ淵。
いやーー写真ではみてて、ある程度は知ってましたが
噂通りの、、うーん。なんというか。浅いだけのただの川!
そう、何の変哲もない浅川!
何の、、、へ?
キ、キュウリ。ぶらさがってるぅうう。
しかも竹竿めっちゃ細いいいいい。
折れるよねこれ、絶対折れる
どうやらこれ、カッパ捕獲許可証なるもの
があれば竹竿もってカッパ釣りができるらしいのです。
うーん。完全に買い忘れた。
しばし途方に暮れつつ、カッパ待ち。アイドルの出待ちばりに。
….カッパこない。
….カッパこない。
ちょっとカッパさん空気読んで、
妖怪取材しにきたんすー。でてきてくれっすー。
これじゃキュウリぶら下がってるだけの
ただの浅い川じゃないですか~。
しばらく待ち続けた、その時!
少し遠くから甲高い声がする!
もしかしてカッパ????
私は勢い良く振り返り確認しました!
そして次の瞬間!!私はこの旅で一番の衝撃を受けました。
そこにはピッチピチの若くて美しい女性の軍団が!(5~6名)
おもむろにカッパ捕獲許可証を携えて、キュウリぶら下げて釣りはじめたじゃあないですか!
これはあれですか、生贄的なもんですか?
こんなに集団でお越しで。。。。
いやいや、どうやら生贄的なものでなく、わざわざカッパを釣りにきた
女性旅行者たちのようなのです。
こ、、、、これってまさか妖怪女子ってやつ!???
私は、妖怪と女子という組み合わせがこんなにも美しいものかと
初めて知りましたよ。
信じられますか?キュウリをぶらさげた竿をもって
5,6人の垢抜けた女性たちがキャッキャウフフしているんですよ。
えぇ。すんごく楽しそうに。
異様な光景です。え?!そもそも妖怪ってこんなに女子に人気あるんですか?
中学時代でいうバスケ部ですっていうのと同じくらい妖怪が趣味ですっていうともてるんですか?
いくら妖怪ウォッチのご威光でもそりゃあなんでも行き過ぎでしょう?!
私はパニックに陥りました。
私にとって何の変哲もなかった浅川が、
一瞬のうちに何らかの魔性を秘めた川に変貌しました。
こいつはカッパの妖力にちがいない。
きっとうら若き乙女を誘い入れて川に引きずり込んで手篭めにする気だ!
私はそう心の中で思ったのですが、そこは大人な対応。
「清水君、帰ろうか」
なけなしの男気を見せてスルー。
私には妻も子供もいます、妖怪をネタに
カッパを釣っている女子を釣るなどできようものでしょうか。けしからん。
でもちょっと、ちょっとだけね。
「え(モジモジ)、お姉さんたち、なんでここ来たんですか?カッパ好きなんですか?(照」
ぐらい声かけてもよかった気がして、1分後に猛省したのだけれど
連れの清水君に男らしさを見せたあとに意見を覆すことは、さすがにできなかったのです。無念。
いや無念。(大事二回)
というわけで、カッパを探しにはるばるきてみたら
世にも珍しい妖怪女子軍団に出くわしてしまったという妖怪旅。
ついに念願の遠野に来訪し、カッパ淵へと
足跡を残した私ですが、遠野は本当に妖怪の故郷というのがピッタリの場所で
古い民家や昔のままの山、川も多く、妖怪の存在を感じれるような
素晴らしいところでした。
境港とはうって変わって、商売気があまりなく、自然と妖怪を大事にしている
感じがひしと伝わるイメージを受けました。
それに、一日で周ろうと思った私が恥ずかしいくらい、見るところもたくさんあって
本当に本当に魅力的なところでした。
いつまでも変わってほしくない所ですね、遠野は。
また必ず行きますよ。
(途中途中でエロガッパに成り果てているレポなので綺麗に〆させてください)
最後に、これは世の中の男子諸君の
新しいモテ要素になると確信した私なのですが
世の中の彼女いない歴=年齢の男子諸君にこの記事を贈りたいと思います
今すぐ妖怪ウォ○チを買って妖怪に詳しくなって頂きたい!
妖怪はモテますよ!
というレベ○5とバン○イさんのステマ記事
でしたというネタバレを最後にしておきます。※嘘
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