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事象の地平面と黄泉

こんばんは、令和に決まって早々、ブラックホールに関する大きなニュースが、しかも自分の干支の丑の日にあって、多少興奮した天地(あまつち)です。

ブラックホールは質量の究極の状態で、それが全てのものを吸い込んで、光も外に出られないから、その姿を誰も観ることが出来ないし。実際に確かめることも出来ない、確かめたが最後、帰ってこられないですよね。

周辺にあるプラズマを電波望遠鏡で観測して、状況証拠的にブラックホールの姿を可視化したのが今夜の話なのかなと思いました。事象の地平面が直接見えるわけではありませんね。

ここから私の徒然思うことなのですが、これって精神や黄泉と似ていませんか。脳や身体の器官をどんなに詳しく解析しても、精神や感覚が、直接観えてくるものではないですよね。何も帰ってこられない、事象の地平面の在り方は黄泉の国と重なってしまいます。

人の視野では全く思い及ばない不思議なことが、宇宙には多くあると言われています。例えば時間の進み方が実は一定では無いなんて、常識の感覚では理解しがたいことですよね。秒速30万キロメートルという光速が現在過去未来の秩序を保っているなんて、まるでおとぎ話で神様が作った秩序みたいです。

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質量の究極の状態であるブラックホールと、質量として可視化出来ない黄泉の世界の意外な共通点に、面白さを感じた夜でした。

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