妖怪を「仕事にする」ってどういうこと?その1
皆さんこんにちわ。妖怪屋です。今回の記事では、妖怪屋が「妖怪」で起業してかれこれ5年、色々やってきた事やその当時を振り返って思った事などをつらつら書こうと思います。
きっかけは?
まず、僕が妖怪屋をやりはじめたのは、江戸川区主催のえどがわ起業家ゼミナールにて起業のための基本を学んで、その時の講師に「相田さんは何が好きなの?」と問いかけられ「妖怪です」と答えたのがきっかけでした。
その後、江戸川区主催のビジネスプランコンテストで「妖怪コレクション」という妖怪版ポケモンGo的アプリ発表し、あろうことか「優勝」してしまったのが決め手となり、開業届を出して「妖怪屋」という屋号でやり始めたのです。
何からはじめたの?
そりゃもう、優勝した時に発表した「ビジネスプランコンテストの計画」どおりに、アプリを作ることだけを考えて邁進してました。協力してくれるイラストレータさんを10人ほど集め「イラスト仕様書」なんかも作って、とにかく妖怪のイラストを集めまくりました。妖怪を事業にした収入がないのでイラスト代もかかり本当にきついです。でも、目標に掲げた100万DL!その後しっかり課金、なんて考えてたら絶対回収できる!!なんて闘志にメラメラと突き動かされてました。
収入ないのにどうやって?
僕はまだ今まで続けていたITのお仕事(システムエンジニア)を妖怪屋として事業をたてても、そのまま続けていましたので、そちらでの収入で妖怪屋の支出を補っていました。それだけでは足りないので、開発で一部外注した部分を江戸川区のビジネスプランコンテスト優勝の報酬として与えられる補助金で補填したり、ITのお仕事を更に多めに受けたりしてました。そう、二足のわらじでクソ忙しい器用貧乏のはじまりです。
アプリは割とすぐに完成。さあやるぞ!
そのアプリですが、1年後ぐらいにはできてました。でも一人のパワーなので妖怪60体程度が限界でした。しかし、僕はもうこれで話題性もあるし、プレスもちゃんと打ち出したし、ど〜〜んと人気がでて取材とかもされちゃって?!なんて取らぬ狸のなんとらやらです。もうお恥ずかしい。でも晒す、じゃじゃ〜ん。妖怪を歩いて探して封印を解いて遊ぶアプリだよ!
現実は厳しい(涙)
無料なのですぐにたくさんの人にダウンロードして遊んでもらえるものとばかり。しかし、現実は厳しいものでした。初月、100DL以下。友人知人にお知らせしたり発表時はずいぶんとSNSなどでの宣伝に熱心にしてたのに〜〜〜。そうですか、そんなもんですか。200万近く個人で開発費やら宣伝費に投資して、こんなもんですかそうですか。僕はショックのあまりしばらく寝込みました。嘘です。更に燃えました。
というわけで、僕の滑り出し一年目はこんな感じです。次回は起業後、2〜3年たってイベントなどをやりだしてからの変化について語ります。妖怪屋の人生に寄り添ってくれる、この記事をみてくれているあなた。
大好きです(むふ)
一応、妖怪コレクションのリンク置いときます。DLして遊んであげて(切実)
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