妖怪性別問題
名前をまんと読まれがち。
どうも、大鳳万(オオトリバン)です。
イキナリですが、妖怪に性別ってあるんですかね🧐✨
雪女とか青坊主とか、彼らは性別が割とハッキリしていますが…すねこすりや化け猫にオスorメスがいたりするのでしょうか?それとも彼らは性別なんて概念すら跳躍した存在なのか…。
題して、妖怪性別問題✌️✨
さてそんな妖怪性別問題に嵐を呼ぶ妖怪を紹介します!
※以下、少しだけ下ネタ?です。
妖怪性別問題に嵐を呼ぶ妖怪、それが「まら」です😎✨
この妖怪は百物語ばけもの双六という、江戸時代に流行った双六に描かれています。ろくろくびや三つ目、化け猫と共に「自分もメジャー妖怪やで✨」みたいな顔でしれっと並んでいます!
…え、ルックスですか?
まず体のフォルムは男性器!逞しい脚が生えた歩く男性器です。そして手には長命丸(江戸時代に売られてた精力剤)を持ち、顔はなんと…目がついた女性器(゚Д゚)しかし何故か褌はしっかり巻いています。そこは隠すんですね!
こんな、存在が下ネタ(まらに失礼)ともいえるルックスの妖怪もいるんですね…!
大体、キミはどっちの性別やねん!とツッコミたくなる存在w
しかしこのまらが描かれた江戸時代の下ネタ的コンテンツ代表のひとつが春画(昔のエッチな絵)ですが、実は性器以外の男女の描き分けはひどく曖昧です。体のラインや髪型など、下手をすれば下半身さえ隠してしまえば男同志かもしれない女同士かもしれないなんてことはザラ。しかも春画には「ふたなり」(男性器と女性器を生まれ持ったひと)が描かれていることもあるのです。
まらはある意味両性具有ですよね。
あと余談ですが江戸時代において色恋(つまりエッチなことと恋心)はニコイチのセットだったので、今より分けられて考えられてはいません。
つまり春画はあくまで「恋愛の日常生活を描いたもの」であって、特別エロティックなものではなかったというのです!
そんな江戸時代的な基準で考えるなら現代人の私が思うほど、まらは下ネタではない、ありふれた存在なのかもしれませんね!ごめんよ、まら…😭✨笑
しかし昨今やっとこさパートナーシップや性別の多様化が訪れている日本。断然世界よりもその発展具合は遅い…もしかしたらまらは、現代の日本人よりももっと性別の無意味な区別や差別を悠々と乗り越えた、漸進的な存在なのかもしれませんね!
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